English
HOME 学校案内 校内案内 本校で学びたい方へ 生徒活動 進学実績 こだま寮
宮崎県立五ヶ瀬中等教育学校Facebook


インフォメーション
フォレストピア学習の様子
教科の様子
学校説明会
表彰の記録
パンフレットダウンロード
各種事務手続きダウンロード

Oulun Lyseon lukio
姉妹校


五ケ瀬中等教育学校 同窓会
保護者へのお知らせ


アクセスカウンタ
今日 : 2727
昨日 : 128128128
総計 : 850101850101850101850101850101850101

2016/07/28
インドネシア&モンゴル海外研修 実施報告(4日目)

執筆者: gokasess

 インドネシア&モンゴル研修の実施報告(4日目)です。

 

[モンゴル研修]

午前中はモンゴル国立科学技術大学を訪問し、ビフバット教授による英語での講義「自然エネルギー及び風力発電」を受講しました。

 

生徒感想より

・モンゴルでのエネルギーの可能性と課題が分かり、今後の課題研究の大きな足がかりになった。

・モンゴルの今後の計画と、日本と異なる環境での課題を知ることができた。

・日本と違う課題が見えた。資源はもちろんであるが、技術や国同士の関係がとても大切だと気づいた。

 

 

午後は、火力発電所の見学を行いました。厳重な警備のもとでの見学で緊張しましたが、生徒たちから多くの質問が出され、とても有意義な研修となりました。(久保)

 

 

[インドネシア研修]

研修4日目を迎え、研修生4名とも元気に頑張っています。

 

今日はバンドンの西部にあるカレウンビ森林保護区でのフィールドワークを行いました。宿泊したホテルから車で約3時間、そのうち1時間は舗装されていない道をゆっくりと走りながら、目的地へと向かいました。訪れたチムル村とチグムントン村は、周囲にはサル、ワシ、そしてトラまで生息しているそうで、サファリパークさながらの様相です。ちなみに、今回はこれらの動物たちには会えませんでした。バンドン小水力協会(AHB)の方と、森林保護区及び森林警察の方々に案内をしていただきました。

 

 

最初に訪れたチムル村は、12世帯36人の村です。森林保護区の中で、トマトやキャベツ、唐辛子、コーヒーなどを栽培していました。町からの電気は通っていません。そのため、電力は全て小水力発電と太陽光発電で賄っていました。山の泉から引いた水路の幅は約80cm、発電小屋も3m四方の小さなものです。落差3mを利用した発電を行っていました。施設の管理や細かなメンテナンスは、AHBに指導を受けた村民が輪番で行っているようです。

 

 

次に訪れたチグムントン村は、17世帯65人が住む村で、集落の中心部には集会所や小さなモスク(礼拝堂)、共同トイレの設備もありました。小さな子どもたちの元気な声が響く明るい集落です。チムル村と同じく、山間部には水資源が豊富で、きれいな川が流れています。電気は通っていますが、調理時に葉巻で火をおこして生活をしています。村長さんのお話では、自分たちの生活を豊かにしてくれる森林を守るために、?山火事にならないために火を管理する、?村全体で泉を保護する、?泉から引く水路に泥が入らないようにする、などの活動をしていることを知りました。私たちの住む五ヶ瀬町と同じ自然環境にあることに気づくことが出来ました。

 

 

最後に、保護区の玄関に戻って、みんなで植樹を行いました。今回植樹した木は、植樹した本人が購入し、その木を何年もかけて保護区の人々が育てていきます。そして、自分の名前がつけられた木の成長を願い、保護区の人々がその思いに応えながら木を育てていくという仕組みを使って、豊かな森林を守っているそうです。とても有意義な研修となりました。

 

 

明日はバンドン市内をJARAN−JARANしながら、インドネシアを肌で感じる最後の1日になります。午後にはジャカルタに移動する予定です。(興梠)