７月２７日（水）〜２９日（木）にかけて，本校にて「スタディーツアー＠五ヶ瀬2016」が実施されました。このプログラムは，海外留学生を五ヶ瀬に招待し，英語を使ってともに活動することを通して，地域の魅力を再確認することを目的として行われており，今年度で３回目の実施となります。今回は，海外留学生４名（オックスフォード大学院，東京大学）に参加して頂きました。

２７日（水）は，開会行事が行われた後，英語によるアイスブレーキングが実施されました。英語を使ったゲーム活動を通して，和やかな雰囲気を作ることができました。また，海外留学生による自国紹介や研究発表も行われ，英語を「聞く」力を養うことができました。

２８日（木）は，本校４年生が企画・運営のすべてを行う「五ヶ瀬ツアー」が実施されました。浄専寺や三ヶ所神社，五ヶ瀬ワイナリーといった観光名所から，五ヶ瀬川での川遊びまで，五ヶ瀬の魅力をふんだんに取り入れたツアーを企画しました。このツアーの企画・運営を通して，自分たちが暮らす町の魅力を再確認することができました。

また，「五ヶ瀬ツアー」と平行して，「日本文化体験」の企画・運営も行われました。書道やそうめん流し，五ヶ瀬音頭など，４年生のアイデアが満載でした。これらの活動の全てを英語を使って運営することを通して，英語を「話す」力を養うことができました。

さらに，２８日（木）の夜には，五ヶ瀬町で毎月第４木曜日に行われている住民ワークショップ「そろそろうったと会　五ヶ瀬」に，本校５年生４名と海外留学生４名が参加しました。「自分の国にはない素晴らしい自然や環境が五ヶ瀬にあることに驚いた」という海外留学生の声を聞いて，参加された地域住民の方々も五ヶ瀬の魅力を見つめ直すことができたようです。

２９日（金）は，テーマ「五ヶ瀬に散在する社会課題の解決に向けて，私たちにできることは何か？」について，英語によるディスカッションを実施しました。本校５年生が行っている課題研究の内容を織り交ぜながら，活発な議論が行われました。海外留学生からは，それぞれの国が抱えている社会課題や解決に向けた取組が紹介され，グローバルな視点を与えてもらいました。１つのテーマに対して英語を使ってともに議論することを通して，英語で「考える」力を養うことができました。

 「スタディーツアー＠五ヶ瀬2016」を終えて，五ヶ瀬から世界へ，そして世界から五ヶ瀬へ繋がっていることを実感することができた３日間でした。この繋がりを胸に，これからも地域を愛し，その魅力を感じながら，世界に目を向けた人材として活躍してくれることを期待しています。（上水）