４月２１日（金）に本校体育館にて「平成２９年度わらじ作り全体講習会」が行われました。今回の全体講習会は、４月２８日（金）に行われる春季わらじ遠足で実際に履いて歩くわらじを全校生徒が１人１足ずつ完成することを目標として、開校当初より毎年行われている本校の恒例行事です。

まず、グローバルフォレストピア学習（総合学習）のねらいと６年間の流れについて、全体オリエンテーションを実施しました。ローカル学での地域体験活動が、どのようにグローバル学での課題研究活動に繋がっているのかについて、しっかりと理解することが出来たようです。また、グループワーク「課題研究メソッド」では、ロジックツリーやクロスワード法などの手法を用いながら、地域資源を活用した地域活性化プランの作成を行いました。can（できる）よりも will（やりたい）を重視し、既存の発想にとらわれない柔軟なアイデアが沢山飛び出していました。

また、わらじ作り講習会では、町内外から１０名の講師をお招きし、グループに分かれてわらじ作りを行いました。今回の講師の中には本校の卒業生５名も含まれており、地域文化の伝承者の１人として、講師の立場で後輩の指導にあたってくれました。このように、五ヶ瀬町のような中山間地域では地域文化の継承者不足という課題も生じており、本校で学んだ卒業生がその伝承者として活動してくれています。開校当初より続いている伝統行事として、これからも大切に取り組んでいきたいです。（上水）