９月２２日実施のグローバル学３では、東京大学より梶谷真司教授並びにアシスタント学生６名をお招きして、哲学的思考を活用した「書き方講座」を実施しました。この講座は、前期課程３年から取り組んできた哲学対話のまとめとして今年度初めて実施したもので、「問い」を使いながら論点を明らかにし、考えをまとめる活動です。

まず、グループ単位でテーマを選んで、自由に「問い」を発想する活動を行いました。さらに、その中から３つの「問い」を選んで、ストーリー性（繋がり）を考えながら思考を深める活動を行いました。グループで互いに「聞く・語る」ことによって、自分が気づかなかった「問い」が生まれたり、「考え」を深めることが出来るようになりました。

これらの活動を繰り返しながら、自分が伝えたい内容を精査し、具体的な形（書く）に変換することが、本講座の大きな狙いです。グループで協働・共創することによって、自分の頭の中で言葉を選び、考える生徒たちの様子がとても印象的でした。２時間の講座があっという間に感じられるほど、生徒全員が主体的で対話的な深い学びを行うことができたと思います。（上水）