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2018/03/03
グローバル学2(後期課程4年)「TOK(知の理論)」発表

執筆者: gokase01

 4年生のグローバルフォレストピア学習では、これまでTOKTheory of Knowledge = 知の理論)の考え方を学ぶ学習を5回に渡って行ってきました。今回は自分たちで選んだ新聞記事から知識に関する問いを立て、それをプレゼンしてもらいました。

問いを一般化していく作業に戸惑いを感じていた生徒も多かったですが、実際に自分達で問いを考えていく中で、少しずつその意味が分かってきたようです。例えば「税金の使い道について、政府の考えと世論の間にずれがある」問題について、「優先順位の付け方の妥当性」に着目してみたり、「アメリカで銃規制が進まない」問題について、「その土地で長く続く習慣や考えを変えること」について様々な角度から検討したり等、一つの社会問題を取り上げて、その根底にあるものを多角的に分析することができていました。

生徒たちはこの経験を通して、世の中で起きている問題の根底にあるものが、他の領域の問題の根底にあるものともつながりがあることを感じ取っていたようです。TOKの学習にはよく「答えがない」と言われますが、実は模範解答がないだけであって、それ以上に自分自身の答えが求められているのです。自分なりの着眼点を通した、自分なりの世界とのつながりや関わりが求められている現代において、非常に有意義な学びの機会となったと確信しています。

以下、生徒の感想です。

 

 

 

TOKの授業を通して熟考するという体験ができた」

「課題研究や日頃の授業でぜひ活かしたいと思った」

「本質を見極めるのは、これから死ぬまで必要だと実感したので、やってみたい」

TOKは難しくもあったが、どんどん深めていくことに楽しみを見出せた」

TOKの全てがもっと分からなくなった気がする」

「いろいろなことに応用できることに感動した。つきつめていくとこの世はシンプルなのかもしれない」

「自分の知識は本当に「知識」と呼んでいいのか、これから自問自答していきたい」

「答えがないということの、楽しさと大変さ、両方味わえた」

「もっと学んでみたい。そして友達と深い話ができるようになりたい」

「今までにない考え方をする授業であり、とても面白いと思った。もっとこんな授業を受けて自分を成長させたい」

「日常生活で常に問いを立てながら過ごす人がいるなら、その人はかっこいいなと思った」

「ガイドラインがないと何をすればいいのかさえ分からなかった。あれを一からやろうと思ったら、気が遠くなりそうだが、面白そうでもある」

「私たちは日々TOKをしているのでは?という疑問にたどりついた」

 

他にも、生徒達の感想の中には充実した学びを得た実感があふれていました。しかし、問いを立てて終わり、ではもちろんありません!自分で立てた問いに答えていくのは、他でもない自分自身です。TOKの授業で生まれた皆さんの学びが、これからもずっと続いていくことを期待しています。   

                                         (4年学年団:田宮)