本時の単元は、グローバルな社会課題を学ぶ（環境、経済格差）でした。環境問題にはアジア砒素ネットワークの川原一之氏を講師に迎え、高千穂町・土呂区地区を原点とし、バングラディシュをはじめアジア諸国で水資源の保全に関する活動を行っているアジア砒素ネットワークの取り組みを学びました。経済格差では九州大学学術研究員のフィッシュ明子氏を講師に迎えグラミン銀行をはじめとするソーシャルビジネスに関する取組事例を学びました。生徒の感想です。「経済格差についての研究をしようと思っていたので大変参考になった。自分が考えていた《経済》をはるかに超える考え方だった。」「研究するには様々な国などに目を向けることが大切だと思った」「問題は解決しようとしてすぐに解決できる事で無くてみんなで継続的にする事が大事だとわかった」　　土呂区地区の砒素問題は身近な問題ですがさらに世界に目を向けて研究することや、ソーシャルビジネスという組織を学び経済に対する研究にも興味が湧いたようです。今回で課題研究の４つのテーマの講義がすべて終了しました。今後は選んだテーマについてのアウトラインを作って行きます。（甲斐）