６月１４日（火）の４年ＬＨＲにおいて、「ピアサポート・トレーニング」を実施しました。

ピアサポート・トレーニングは本校の人権教育活動の１つとして取り組んでいるもので、学校生活や寮生活の中で「仲間（Peer）」を互いに「支え合う（Support）」ために必要なスキルを身につけるための学習です。今回のテーマは、「効果的な指示の伝え方」です。

生徒たちは聞き手と話し手に分かれて、与えられた情報をどのように伝えるかについて、ペアワークを行いました。最初に、互いに背中合わせになって、話し手から伝えられた情報を聞き手が書き出す活動を行いました。顔を見合わせることができない中で、質問したり、聞き返したりすることもできない条件では、なかなか指示が伝わらないことを実感したようです。

次に、向かい合わせになって、互いの顔を見合わせながら同じ活動を行いました。今度は質問をしたり、話し手が聞き手の様子をのぞき込みながら指示を与えることができる条件となって、スムーズにコミュニケーションを図ることができたようです。

今回の活動を通して、何か情報を伝えるためには単に言葉だけでなはなく、表情やコミュニケーションなど、いくつかの条件が大きく影響を与えていることに気づくことができました。これから後期生として、様々な学校行事・寮行事の中心となる４年生にとって、とても有意義な活動になったようです。（上水）