ウェブ会議システムを活用した高校生交流プロジェクト 実施報告
執筆者: gokase01
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6月18日(土)午後に本校にて,ウェブ会議システムを活用した高校生交流プロジェクトを実施しました。本プロジェクトは,宮崎県と島根県の中山間地域で学ぶ高校生をウェブ会議システムで繋いで,様々な社会課題について議論を深めることを目的として,昨年度から実施しており,今回は隠岐学習センターとNPO法人カタリバの協力のもと,本校生徒6名と島根県海士町の高校生6名,島根県雲南市の高校生4名がウェブ会議に集まりました。
まず,今回のテーマ「幸せを感じられる地域づくり(高齢化)」について,本校生徒による課題研究の事例報告が行われました。プレゼンテーションでは,五ヶ瀬町が抱える社会課題(高齢化)について,フォトアクティビティーを通した交流活動の成果と課題に関する実践報告がありました。その後,「高齢者×〇〇=幸せ」「高校生×地域→〇〇」のフレームを使って,それぞれの地域の中で考えられる〇〇に当てはまるキーワードを発表しました。「高齢者にとっての幸せとは何か?」「高校生の私たちが地域の中でできることは何か?」について,真剣に議論する姿が見られました。
世代の違い(高校生と高齢者),暮らしている地域の違い,個人が持つ価値観の違いなど,人々が感じる「幸せ感」には相違点が必ずあります。一方で,今回異なる3つの地域で学ぶ高校生が議論を交わしていく中で,共通する「幸せ感」も存在しました。それは,「人と人とのつながり」です。そして,そのつながりを地域に生み出す架け橋として,高校生にできることが沢山あることにも気づくことができました。
このような交流プロジェクトを今年度は3回実施する予定です。ウェブ会議というツールを活用して,同じ目線をもった仲間(高校生)のつながりを広げていきたいです。(上水)
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