まちづくり甲子園2016 参加報告
執筆者: gokase01
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7月16日(土)から17日(日)にかけて島根県隠岐郡海士町で行われたまちづくり甲子園2016に本校生徒5名が参加しました。まちづくり甲子園2016は島根県立隠岐島前高校が主催したもので、本校生徒と島前高校生徒は昨年度からウェブ会議システムを使った交流を続けています。
会場となった隠岐学習センターには、全国各地から参加した高校生が集まりました。まちづくり甲子園では、「地域に散在する諸課題に対して、高校生目線から解決の糸口を見つけ、提言する」ことを目的として行われます。異なる地域で暮らす高校生がチームを作り、それぞれ与えられたミッションに対して、2日間をかけて真剣に議論を交わしました。
「観光・教育・環境・福祉・漁業振興・図書館活用」の5テーマについて、実際に島前地区で働いている町民の方々からミッションが与えられました。1日目は、ミッション提供者に対してインタビューを行い、地域課題の背景や現在の取組の情報を整理しました。そして、2日目には実際にそれぞれの地域をフィールドワークし、インタビューで得られた情報をもとにしながら、提言内容の骨子を固める作業を行いました。
そして、これらの活動を通して議論した「提言」をまとめ、ミッション提供者に対して世か発表を行いました。どのチームも中間発表を含めて6時間近くにわたって議論を深め、高校生らしい「提言」を発表することができました。最終発表会では、ミッション提供者から「当事者意識をもって島の課題を考えてもらい、とても嬉しい」とのコメントをいただきました。異なる地域で暮らす高校生同士だからこそ、それぞれの違いと強みを活かしながら、新たな視点で物事を考えることが出来たようです。
今回のまちづくり甲子園を通して、本校生徒にとっても大きな「学び」になりました。地域は違えども、抱えている地域課題の本質や地域住民の思いは同じであることに気づくとともに、その課題解決に向けて一番必要なことは、自分の目線でその課題に対して本気で目を向けることです。今回参加した5名とも、素晴らしい笑顔で大会を終えることができました。これからの活躍に期待したいと思います。(上水)
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