「履いて、歩いて、やっと完成するわらじ。編んだだけではわらじは完成しない。」（生徒会総務４年中西広銘：開会行事での話より）

　今日はわらじを完成させるための最後のステップであるわらじ遠足が行われました。先週、地域の方々のご指導のもと、やっと完成したわらじで終日行いました。今年は例年とは違い、各ファミリーでコースを計画して歩きました。降水確率90%でしたが、予報に反して天候にも恵まれ、晴れ間も見える空の下で実施することができました。閉会行事で１年生は「本当に楽しかった。ファミリーの先輩方と改めて仲良くなれて、本当に楽しかったです」と笑顔で語ってくれました。６年生は「最後のわらじ遠足だと思うと、なんだかさびしい。このイベントの楽しさをもっと多くの人に体験してもらいたい。この歩き終わったときの達成感はみんなが味わったほうがいいと思う」と満面の笑みで話していました。

　また、遠足中にゴミ拾いも実施しました。川沿いに漂着したゴミや捨てられたタバコなど、合計でゴミ袋10袋近くのゴミが集まりました。

　わらじ遠足は、僕たちにたくさんの学びを与えてくれます。今、靴で歩くことが当たり前になっている中でなぜ、わらじを作り、こうやって今日のような遠足をするのでしょうか。もちろん、靴で歩いたほうが楽ではあります。しかし、それでは感じられない達成感があるということに改めて気づきました。歩いているときは苦しそうにしていましたが、最後はなぜだかみんな笑顔。１人１人にそれぞれ感じることがあったのではないかと思います。その気持ちを大切にして、今後もその思いを後輩に受け継いでいきたいと思います。

（生徒会総務　４年丸龜孝太朗）